ステラ薫子の王妃レッスン

~BARAKA beauty ブログ~

ロータス神話Vol.1 「再生・復活」の象徴だった古代エジプト<前編>

2016.2.11

BARAKAが提案する「王妃レシピ」のひとつに、ロータス(ハス)があります。
BARAKAのスキンケアアイテムの主成分となっているロータス。この歴史を紐解いていくと、なんと1億4,000万年前まで遡ります。恐竜の時代には今でいうヨーロッパ辺りに生息していたロータスは、1億年前にはナイル川周辺に降りてきたといわれています。

ところで、世界にはたくさんの神話が存在していています。それらの神話にたびたび登場してくるのがロータスです。そこで今回は、ロータスを “再生・復活”の象徴と讃えていたエジプト神話の話。
いざ、古代エジプトの世界へ。私と一緒にタイムスリップしましょう。

ロータス エジプトで初めての王様として君臨した「ホルス」は、豊穣の神「オリシス」と女神「イシス」の息子です。母のイシスは、後に“王様の水先案内人”といわれ、タロットの世界では女教皇のカードとして登場しています。
イシスは、オリシスの妻であり妹でもありました。小麦の栽培、パン作り、ワインの醸造などを通じて多くの国民から支持されていた夫を支えていました。そんなオリシスの存在を妬んだ弟のセトは、彼を殺してバラバラにした遺体をナイル川に投げ捨ててしまいます。

嘆き悲しんだイシスは、オリシスの遺体を必死に探します。残念ながら一箇所だけ見つからなかったのですが、繋ぎ合わせたオリシスの身体を自らの強い魔力で蘇らせます。

古代エジプトでは、人は死しても再び蘇る、と信じられていました。死者を蘇らせるためにミイラにする、という独特な信仰心も、オリシスの身体を包帯で繋ぎ合わせたことがはじまりといわれています。

さて、復活した王オリシスは“冥界の王”となって、死者の魂を審判する神に。その姿は『死者の書』のなかでも有名な「フネフェルのパピルス」として大英博物館に保存されています。それを見ると、冥界の王オリシスが座る台座からロータスが咲いているのです。
ただし、復活できるのはオリシスの審判をクリアできた者のみ。死者の心臓と真実の羽を天秤に乗せて、正しい行いをしてきたかどうかを問います。その内容は、42カ条にも渡るとか…。日本でいえば、閻魔大王や仁王様のような存在、といったらわかりやすいかもしれません。

ロータス オリシスは、もともと物静かで多くを語らない人だった、といわれています。しかし、蘇った彼は、とても雄弁になったそうです。ロータスの花言葉に「雄弁」というキーワードが出てくるのも、イシスの深い愛で見事な復活を遂げたオリシスの姿からきている、と思わずにはいられません。

自らが復活した王であり、多くの魂の復活をもジャッジしていたといわれるオリシス。ちなみに、200章にも渡るといわれている『死者の書』の第81章には、ロータスに変身する呪文が記されているそうです。ロータスが“再生・復活”の象徴として讃えられているのは、このような神話が残っているからなのです。

さて、このお話は古代エジプト<後編>に続きます。次回もお楽しみください。

※古代エジプトで描かれているロータス。
正しくは睡蓮を表していますが、このブログでは蓮と睡蓮のふたつを総称してロータスと呼んでいます。

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