ライフスタイルコラム|2022.10.14

フランキンセンスの香りを求めて

デッドシーのあるヨルダンと同じ、中東に位置する国、オマーン。
私がこの国を2017年に訪れたのは、オマーン第二の都市である、アラビア半島の港町サラーラが、世界最高クラスの【フランキンセンス】の郷と言われているからです。

今回は、そこで出会った素晴らしい景色と啓示について、お話ししたいと思います。




1.癒しの香り『フランキンセンス』



オマーンを訪れた私が出会ったのは、ボスウェリアサクラ種の【フランキンセンス】。
この香りに魅せられ、以来、こちらから輸入して、BARAKAで取り扱っています。
このフランキンセンスは、イエスキリストが誕生したとき、東方の三博士が贈ったとされる、聖なる香り。
とても精神が安らぐ香りで、私のお気に入りの香りの一つです。
「教会の香り」とも言われるように、西洋の教会ではこのように上から吊るされた香炉で焚き染められていて、荘厳な空気を作り上げています。

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この旅では、自生するフランキンセンスを見に出かけました。
渓谷なので、コーディネーターと共にタクシーで移動。
個人で訪れる際には、気をつけてください。

そして砂漠のなかに現れた、フランキンセンスの木。

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他の植物があまりない景色の中、力強くたたずむその姿に、生命力を感じます。
降り立った時、「以前ここに来たことがある」というデジャブのようなものを感じ、あらためて何か深い縁のようなものを実感しました。

フランキンセンスの花は、小さく可憐。
同じ木でも、採れる樹液が白いものから赤茶のものまであり、白いもののほうがランクが上なのだとか。
この樹液が固化したものが、フランキンセンスの乳香です。
品の良い甘みを感じさせる、深い香りが特徴で、心を落ち着かせてくれます。
何千年も前から、女性の魅力を高め、癒してくれたその香りを、日本の女性にもぜひ伝えたいと、強く思った旅でした。

そのとき、ある建物の前でスタッフと相談していたところ、現地の人に話しかけられたのですが、よく聞いてみるとフランキンセンス工場の社長さん!
日本からきたと話すと、すっかり仲良くなり、普段は見ることが出来ない工場内部まで見学させて下さり、ぜひ一緒に仕事しましょうと握手をしました。奇跡のような出会いです。

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2.夢のお告げ



私はイマジネーション豊かなのか、訪れる場所で不思議な感覚に陥ることもあるのですが、夢でも何かのお告げかと思うようなものを見ることが多々あります。

実は、ここオマーンを訪れる前にも、黄金に輝く砂漠の中、たたずむ一本の木の夢をみました。
神の木といった、荘厳なイメージを強く覚えています。
実はこれが、のちにBARAKAのロゴイメージとなるのですが、それくらい私にとって重要なメッセージとして頭に残っていました。

この時も、呉れゆくフランキンセンスの郷を眺めながら、なんとなく来たことがあるような気がしていたのですが、後ほど撮った写真を見てびっくり。
夢と全く同じ構図の、神々しいフランキンセンスの写真があったのです。

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デジャブの正体は、この夢だったのかもしれませんが、何かもっと深いところで呼ばれてきたような、そんな気がした旅でした。
BARAKAのロゴ自体は、この木そのものというわけではないものの、その後に繋がるこの景色は、私にひとつの進むべき道を示してくれていたのかもしれません。

日本にはないこの景色。
砂漠の中の、生命力あふれる木々を眺めるだけでもパワーがもらえる、そんな土地です。


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