- ライフスタイルコラム|2022.06.06
クレンジングオイルは毛穴にも良い?メリット・デメリットと使い方を紹介

人気のお高い製品も多く、クレンジングといえばオイルというイメージを持つ人もいるかもしれません。
たしかにクレンジングはメイクが落としやすい一方で、乾燥や肌ダメージなど気を付けなければならないポイントもあります。
本コラムでは、クレンジングオイルの使い方や、メリット・デメリットについて解説いたします。
目次
- 1.クレンジングオイルはオイル状のクレンジング
- 2.クレンジングオイルは大きく分けて3種類
- 3.クレンジングオイルの正しい使い方
- 4.クレンジングオイルを使うメリット
- 4-1.汚れ落ちが早い
- 4-2.ポイントメイクも落ちる
- 4-3.毛穴汚れや角栓ケアもできる
- 5.クレンジングオイルのデメリット
- 5-1.肌刺激が強い
- 5-2.必要な皮脂も取ってしまうことも
- 5-3.季節や肌質によってはデイリーユースしにくい
- 6.クレンジングオイルを避けた方がいい人
- 6-1.乾燥肌の人
- 6-2.敏感肌の人
- 6-3.エイジングケアをしたい人
- 6-4.油分が肌に合わない人
- 7.オイルフリーのクレンジングをお探しなら「ハス花ダブルウォータークレンジング」
- 8.まとめ
1.クレンジングオイルはオイル状のクレンジング

クレンジングオイルは、オイル状のクレンジング剤です。
化粧品は持ちをよくするために油分が含まれているので、水や洗顔では落ちないようになっています。
油系のメイクアップを落とすためにクレンジングは種類に関係なく油分・海面活性剤が含まれているのですが、クレンジングオイルは大半がオイル系成分なので洗浄力は高め。
クレンジングの目的や、必要性などについてはこちらの記事で詳しくご説明しています。
ぜひ本コラムと合わせてご覧ください。
クレンジングの目安時間はどのくらい?今さら聞けないクレンジングの基礎知識
2.クレンジングオイルは大きく分けて3種類

クレンジングオイルの成分として使われるオイルは、
- エステル油
- 炭化水素
- 油脂
それぞれの特徴やクレンジング力について、詳しく見ていきましょう。
クレンジングの基礎知識や、洗顔料との役割の違いについてはこちらで詳しく解説しています。
合わせてご覧ください。
クレンジングと洗顔との違いを解説!順番・やり方のポイントを押さえよう
2-1.1.エステル油
エステル油は合成された油性成分のことを指します。
高級脂肪酸+高級アルコール、高級脂肪酸+グリセリンなどの原料を組み合わせて作られた分子の長い油分です。
エステル油で作られたクレンジングオイルはメイクとのなじみが良く、短時間でメイクが落とせます。
エステル油の種類としては、以下のようなものがあります。
- エチルヘキサン酸セチル
- ジイソノナン酸BG
- パルミチン酸イソプロピル
- パルミチン酸エチルヘキシル
- ミリスチン酸イソプロピル
- トリエチルヘキサノイン
- ホホバオイル
また、エステル油は乳化して洗い流しやすいという特性があり、ダブル洗顔不要のクレンジングオイルはエステル油がベースのものが多いです。
2-2.2.炭化水素
炭化水素は、ミネラルオイル(鉱物油)などを原料にした成分です。
炭化水素油はミネラルオイルの他にも、
- イソヘキサデカン
- 水添パーム油
- 水添ヒマシ油
- 水添ポリイソブテン
- スクワラン
- テトラデセン
- 流動パラフィン
- ワセリン
- マイクロクリスタリンワックス
炭化水素油ベースのクレンジングオイルは、親油性が非常に高いため油性のメイクアップとのなじみが良く効率良くクレンジングができます。
エステル油と比較すると肌表面にオイルが残りやすく、クレンジング後のダブル洗顔が必要で乾燥が気になる方もいるかもしれません。
エステル油、炭化水素油のクレンジングオイルは洗浄力が高く安価な製品も多いことから、手軽なクレンジング剤として親しまれてきました。
2-3.3.油脂
油脂系クレンジングオイルは主に植物オイルをベースにしたクレンジングのことを指します。
- アボカド油
- アルガニアスピノサ核油
- アンズ核油
- アーモンド油
- オリーブ油
- ココナッツ油
- コメヌカ油
- ゴマ油
- パーム油
エステル油・炭化水素油と比較すると洗浄力は劣りますが、その分肌への刺激は抑えめ。
油脂系のクレンジングは、ベースとなる植物系オイルをそのままクレンジングに使う人もいますが、あまりおすすめはできません。
油脂のみだと乳化しにくいオイルもあり、きちんと洗い流すのに時間がかかるためです。
特に初めて使う場合は、界面活性剤などがブレンドされた「クレンジングオイル」として販売されているものの方が使いやすいかもしれません。
3.クレンジングオイルの正しい使い方

クレンジングオイルを正しく使うためには、以下でご紹介する2つのポイントを意識してみましょう。
クレンジングの手順については、こちらで詳しくご紹介しています。
合わせてご覧ください。
意外と知らないクレンジングの正しいやり方!失敗しないポイントを知ろう
3-1.乾いた手肌に使う
クレンジングオイルに限らず、メイクを落とす時は必ず乾いた手に取って水気のない顔に馴染ませましょう。
クレンジングに含まれる界面活性剤は乳化を助ける働きがあります。
そのため、原料の油脂やオイルだけを使うよりもすっきりと落とせて肌にクレンジング剤が残りにくいのです。
しかし、手や顔が濡れている状態だとメイクが落ちる前に乳化してしまい、洗浄力は落ちてしまいます。
濡れた手で使える処方のクレンジングも売られています。
たしかに、そういったクレンジングは普通よりも水気に強い構造になっていますが、水分のない状態で使用した方がスピーディーにメイクがオフできます。
3-2.流す前に乳化する
クレンジングオイルでメイクが浮いてきたら、いきなりぬるま湯をたっぷりかけて洗い流そうとしていませんか?
実はその工程が返ってクレンジング時間を長引かせているのかもしれません。
先ほど、「濡れた手でクレンジングを触ると乳化してしまう」とご説明しました。
乳化とは、油と水分が混じって白く濁った状態のことを指します。
クレンジングの最後に乳化させることで、
- メイク成分や肌汚れが流れやすくなる
- こすったり、何度も洗い流したりしなくて良いので肌負担が押えられる
特にクレンジングオイルは油の割合が多く水で流しにくいため、製品によっては「ベタつく」「何度流しても落ちない」と感じることも。
洗い流す前に少量のぬるま湯を顔全体に馴染ませて乳化させてから落とすと、格段にすっきりしますよ。
4.クレンジングオイルを使うメリット

クレンジングオイルは、近年どこか敬遠されがちなイメージがあるかもしれません。
しかし、スピーディーなメイク落としができてクレンジングの時短に繋がる便利なアイテムであることは間違いありません。
クレンジングオイルならではのメリットについて見ていきましょう。
4-1.汚れ落ちが早い
エステル油、炭化水素油が基材のクレンジングオイルは馴染ませてから20~30秒程でメイクが落とせます。
スピーディーにクレンジングが落とせるため、忙しい時や時間を有効活用したい方におすすめです。
メイク落ちが早いということは馴染ませる作業も短くて良いので、肌を触る時間も短縮できて摩擦によるダメージが軽減されるという利点もあります。
4-2.ポイントメイクも落ちる
マスカラやアイラインなどのポイントメイクは落ちにくい処方のものも多く、専用のリムーバーが必要なケースもあります。
クレンジングオイルは洗浄力が強いため、落ちにくいポイントメイクや持ちのいいコスメも落とすことができます。
洗浄力がマイルドな油脂系クレンジングオイルでは難しい場合もありますが、エステル油・炭化水素油がベースであればポイントメイクもするっと落とせる製品が多いようです。
4-3.毛穴汚れや角栓ケアもできる
親油性・洗浄力が高いクレンジングオイルは、毛穴汚れや角栓のケアにもおすすめです。
毛穴づまりや黒ずみがきになる頬・小鼻を優しくくるくるとすれば、角栓がオイルと馴染んで取れやすい状態になります。
毛穴ケアを目的にクレンジングオイルを使う場合は、
- 力を入れず優しくくるくるする
- 時間をかけすぎない
- 乳化、洗い流し共にぬるま湯を使う
ゴシゴシと強くこすったり、角栓を全て取ろうと深追いするとお肌に負担がかかります。
オイルを流す時は水だと残りやすく、熱いお湯は肌の皮脂を奪って乾燥しやすくなるので、かならず38度前後のぬるま湯を使用しましょう。
5.クレンジングオイルのデメリット

クレンジングオイルの利点や特徴についてご紹介してきましたが、使用前に知りたいデメリットについても見ていきましょう。
5-1.肌刺激が強い
クレンジングオイルは洗浄力が高いですが、それは言い換えれば「肌への刺激も強い」という事になります。
そのため、クレンジングにかける時間に比例してお肌はダメージを受けてしまいます。
クレンジングオイルを使用する際は時間をかけずに短時間で終わらせるよう意識してください。
クレンジングオイルで落とせない汗・水に強い強力なウォータープルーフコスメは、最初にリムーバーを使ってオフしておきましょう。
5-2.必要な皮脂も取ってしまうことも
洗浄力が高く親油性が高い分、お肌を守るために必要な皮脂や細胞間脂質も流出する恐れがあります。
皮脂分泌量が多い脂性肌の人であれば常用しても問題ありませんが、乾燥しやすい人は毎日の利用は向ていないかもしれません。
5-3.季節や肌質によってはデイリーユースしにくい
皮脂の分泌量は季節によって大きく変わります。
夏は気温が高くなることで、皮脂腺の活動も盛んになり皮脂量が増加します。

画像引用元:夏は皮脂の最も多い季節です。 皮脂を上手くコントロールしましょう。(皮膚科情報) | 札幌市中央区の皮膚科 宮の森スキンケア診療室
分泌量や季節ごとの差は個人差がありますが、一般的に冬と夏では皮脂分泌量に1.4~2倍もの差があることが分かっています。
そのため、夏は毎日クレンジングオイルを使っても平気なのに、冬に使うと乾燥しやすい・・・。なんてことも起こりかねないのです。
スキンケアは季節によって変えるのに、クレンジングは意外と1年通して同じものを使っているという人も少なくありません。
クレンジングも気候や季節に合わせて変えると、肌のコンディションも安定しやすくなりますよ。
元々乾燥肌の方は季節に問わず常用は避け、しっかりメイクをした日にだけクレンジングオイルを使用する…という方法が良いかもしれません。
6.クレンジングオイルを避けた方がいい人
クレンジングオイルは洗浄力が高いため、肌質によっては使用を避けた方がいいケースもあります。
こちらでは、クレンジングオイルを避けた方がいい肌質についてご紹介します。
6-1.乾燥肌の人
乾燥肌の方がクレンジングオイルを使うと、必要な皮脂まで取られてさらなる乾燥を招く恐れがあります。
毎日使うクレンジングは、ミルク・ジェル・クリーム・ウォータータイプなどがおすすめです。
乾燥肌の方がクレンジングオイルを使う場合は、比較的刺激が弱い油脂系や、保湿成分が含まれたものを選ぶとよいでしょう。
6-2.敏感肌の人
外部要因で刺激を感じやすい敏感肌の方は、肌のバリア機能が弱っている状態ですのでクレンジングオイルの使用はなるべく避けましょう。
落ちにくいコスメを使った時は乾燥しにくい専用リムーバーを使用して、顔全体にはマイルドなクレンジングを使用してください。
ミルクタイプか、マイルドなジェルまたはウォータータイプのクレンジングがおすすめです。
6-3.エイジングケアをしたい人
エイジングケアを始めたい人、既に力を入れている人は、保湿と既にあるお肌の潤いを奪わないことが大切なので洗浄力の高いクレンジング全般は使わない方がベター。
クレンジングオイルやバーム、ふき取りタイプは比較的脱脂力が高いので、ミルクやクリームなど保湿成分が配合されたしっとりした洗いあがりのクレンジングを選びましょう。
6-4.油分が肌に合わない人
クレンジングだけでなく、スキンケアなどでもオイルが肌に合わない方もいます。
- クレンジングオイルやフェイスオイルを使って毛穴が開いた
- オイルを使って赤みが出たり肌荒れしたことがある
オイルフリーのジェルやウォータークレンジングであれば、オイルが肌に合わない人でも安心してお使いいただけます。
7.オイルフリーのクレンジングをお探しなら「ハス花ダブルウォータークレンジング」
クレンジングオイルだと刺激が強すぎる、毎日使えるクレンジングが知りたい、という方におすすめなのが、BARAKAの「ハス花ダブルウォータークレンジング」です。

ハス花 ダブルウォーター クレンジング(ハス花クレンジング) 150mL | BARAKA(バラカ)公式オンラインショップ
ハス花ダブルウォータークレンジングはオイルフリーのウォーターベースクレンジングです。
豊富なミネラルを含む死海水と、美容サポートが期待されるハス花水をブレンドし、メイクや毛穴汚れを落としながらもお肌に優しい仕上がりを実現しました。
12種類のボタニカル成分による滑らかな使い心地と、フランキンセンスとローズの天然精油でいつものクレンジング作業もまるでスパにいるかのように優雅な時間に。
8.まとめ
クレンジングオイルは数あるクレンジング剤の中でも洗浄力が高く、安価で手に入ることから広い年代で使用されてきました。
しかし最近、肌管理の意識の変化によって低刺激のクレンジングの人気が高まり、クレンジングオイル=肌に悪いというイメージが付きつつあります。
たしかに肌質や季節によってはクレンジングオイルを避けた方が良い場合もありますが、使い方さえ間違えなければクレンジングオイルは決して悪者ではありません。
しっかりメイクや角栓ケアをしたい時にはクレンジングオイルも便利ですし、毎日使うクレンジングにはミルク・ジェル・ウォータータイプなど軽くて肌負担が少ないもの、と使い分けるのもおすすめです。
今回ご紹介した「ハス花ダブルウォータークレンジング」はウォーターベースなのでまつエク中のクレンジングとしても使え、なおかつダブル洗顔不要、朝の洗顔代わりにも使える多機能なクレンジングです。