- ライフスタイルコラム|2022.10.13
ジャスミンしか知らない村

BARAKAが扱うのは、実は世界の供給の半分の量を栽培している【エジプト】のものです。
世界一のジャスミンに惹かれて訪れたエジプトのジャスミンの村。
そこで出会った素晴らしい香りについて、お話ししたいと思います。
1.世界一のジャスミン村
かねてから「クレオパトラの愛した香り」のひとつとして頭の中にあったジャスミン。
実は、私が大好きなエジプトが、ジャスミンの産地として世界一を誇るのだということを知り、いつもとは違ったエジプトの旅に出たのが2017年です。
訪れたのは、デルタ地方。砂漠の中のオアシスといわれている地域です。
上空から見ると、なんとパピルスにあるロータスの形と一緒なのです。
そこには特に、ジャスミン関係の仕事しか知らないといわれる村があると聞いて、立ち寄ってみたのが始まりです。

この村では、毎日午前3時から6時まで、ジャスミンを摘んでトラックで運ぶという家族に出会いました。
最高の季節は7~8月ですが、3~10月までの約8か月間、摘むと翌日また花が咲くと聞いて、驚きです!
7~8月のものが一番香り高く高級な花ですが、一年間に採れるものをならして、品質を一定に保っているのです。

その村では、おじいちゃん世代からお孫さんまで、家族総出でジャスミンを摘んで運びます。
とても素朴な家族との出会いと、素晴らしいジャスミンの花の香りに、私も自然と笑顔になりました。
2.古代のアロマオイルを求めて
最高級のジャスミンのアロマオイルは、1キロで300万する場合もあるようです。
なぜエジプトでこのような素晴らしいジャスミンが採れるのか。
もちろん、適した気候・風土など、物理的な理由もあるでしょう。
しかし私はさらに、その土地の持つエネルギーやパワーと、花の生命力に心惹かれます。
地域によって、同じジャスミンでも、香りが違ってくるのです。
占星術やタロットをやってきて、古代が好きだった私が、自然と導かれた香りへの道。
クレオパトラの時代から、この地ではジャスミンを精油として抽出していたのだということがまた、私の興味をかきたてます。


ジャスミン オブ ザ ムーン