ライフスタイルコラム|2022.08.19

ストレスに直接作用する【香り】の実力とは?その正体と効果的な活用法を知ろう!

ほとんどの人が、色々な意味で抱えているのが【ストレス】
その渦中にいる時には、何が原因なのかと客観的に考えることも出来ず、ただ落ち込み疲れるだけなのではないでしょうか。

しかしその【ストレス】も、仕組みを知れば必要以上に怖がることはありません。

まず、そのストレスを生み出している全ての司令塔は【脳】であるということ。
「ハートが痛い」といっても、脳が考えていることが指令となり、考えてしまうことでストレスはどんどん作られてしまいます。

つまり、脳をいかにリラックスさせるかということが肝心なのです。

そこに最も効果的に作用するのが、【香り】です。
香りは、脳に0.05秒で届いて、偏桃体・海馬へ届き、記憶と繋がります。
さらにそれは【本物の香り】であるということが重要です。
天然100%の香りが脳を動かすという効果も、確認されています。

例えば、特定の香りのアロマオイルが、アルツハイマー型認知症の改善に効果が認められたという研究結果があります。そしてそれは、予防の効果も期待出来るとか。
これは、アルツハイマー病における症状に【海馬】が関係すること、そして【海馬】は匂いを感じる場所であることが関係しています。


このように、【本物の香り】はあなたの本能に働きかけ、ストレスの元となる【思考】にも作用するのです。
記憶を刺激し、感情を動かし、精神を落ち着かせる。
そのメカニズムは、【香り】【海馬】へ伝わると同時に、同じところにある感情を司る【偏桃体】という場所へも作用し、さらにそれが【視床下部】という場所に伝わり、自律神経を整えるというものです。

いかがでしょう。
【本物の香り】【脳を動かす】ということが、実感出来ましたか?

気持ちが前向きではないと感じたとき、ため息が増えたとき、頭も体も心も重く感じられたとき…そんな【ストレス】の片りんが見えたときこそ、【香り】の出番です!
上手に活用して、幸福のサイクルを自ら作りましょう。


では、具体的にどのような香りがどんな悩みに効果的なのか?
→「悩みに効く!?【香り】の効果的な使い方とは?」で、詳しくお話ししていきましょう。





悩みに効く!?【香り】の効果的な使い方とは?


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クレオパトラは、【香り】を積極的に活用したと言われています。
香りの強いジャスミンを手に付けて人を誘い、近づくと香るローズの豊かな香りで一気に引き寄せ、ここぞという場面で「へそ」につけたロータス香りでノックアウト。
さらに、引き寄せるのが良い縁ばかりとは限らないので、部屋には浄化のフランキンセンスを焚いていたとか。
つまり、【香り】によって、有効な使い方が違うということ。

ではあなたに今、必要な香りはどれ?
その答えは、あなたの置かれている状況を把握することから徐々に紐解かれていくことでしょう。

まず、ストレスには【外的要因】【内的要因】の二種類があります。
人間関係や仕事、環境など、自分ではどうしようもない外的要因と、自分の性格や、思ったようにならない状況に対する感情など精神的な内的要因。
自分のいまの悩みがそのとぢらなのかを考えてみるのが、ファーストステップです。
その分類を冷静にしてみるだけでも、悩みはクールダウンされるはずです。

自分の悩みの本質がわかったら、いよいよその悩みに対処する方法を、香り別にお話ししていきましょう。




【フランキンセンス】


「教会の香り」「お香の香り」などと言われることも多い、クラシカルで神々しいイメージ。スモーキーでスパイシー、それでいてほんのりと甘く、柑橘系の爽やかさも少しだけ感じるような、個性的な香りです。
実は新約聖書にも登場する、イエス・キリストが誕生した時に捧げられた【黄金・没薬(ミルラ)・乳香】のうちのひとつ、乳香こそがこのフランキンセンス。まさしく神にささげるにふさわしい奥深さを感じます。

精神を落ち着かせる香り。深い眠りを誘い、自律神経を整えるので、眠りが浅く、ちょっとしたことで息があがりやすい方にもおすすめです。また悩みがちな時には、深い瞑想に導き、自分と向き合う時間をくれるでしょう。パソコンやスマホの使い過ぎは、寝つきの悪さにも繋がりますから、現代人にピッタリの香りです。スッキリ目覚めた翌朝、再生するそのサイクルは、この香りを象徴する【太陽】そのものですね。
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【ジャスミン】


華やかで甘く、濃厚な強い香り。
「夜の女王」とも言われる花が夜が更けると共に香り、翌朝一番に摘みます。そしてその日の夜にまた花開く、とてもエネルギッシュな花。最盛期は7~8月ですが、半年ほど花を咲かせます。
そのオイルはとても高価で、1,000㎏もの花びらを集めてもやっと1Lほどしか採取出来ないのです。

気分を落ち着かせてくれることはもちろん、さらに前向きな気持ちを思い出させてくれる香り。仕事や勉強に行き詰った時の助けとなる存在です。何から手を付けたらいいかわからない時、企画力・想像力を高めたい時、脳の活性化に繋がります。ここ一番のパワーを呼び込みましょう。
また、ホルモンバランスを整えてくれるので、まさしく女性の味方。夜になると開く花は【月】を象徴していますが、【水星】のコミュニケーション能力にも繋がる香りで、プレゼン力・交渉力アップにもおすすめです。
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【ペパーミント】


歯磨き粉やガムなどにも使われる、スッキリと清涼感ある香り。
非常に生命力が強く、根を張るとどんどん広がり、次々と新たな芽を出すたくましいハーブです。古代より、漢方や薬としても活用されています。香りの主成分でもあるメントールは、体の表面にある冷感受容体を刺激し、体温を下げてくれるので、物理的に涼しくしてくれる効果もあります。デオドラントや抗菌・抗ウイルス効果も。

心地よい刺激をもたらし、意識をクリアにしてくれる香り。その効果で精神も空間も整えます。ヒートアップした精神安定にも繋がり、気持ちを180度転換してくれるような即効性があるので、眠気覚ましはもちろん、別のアポや会議に向かう前のスイッチの切り替えにもおすすめ。リフレッシュとともにやる気を呼び起こしてくれるでしょう。コミュニケーションの【水星】や、変化の【天王星】を司る、チャンスを掴む香りです。
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【アンバー】


濃厚なお香のようで、漢方薬のようなスパイシーさも感じる、大人な甘さ。他の香料との合わせ方で官能的な世界観を演出するものとしても重用されます。
アンバーとは、木の樹脂が長い年月をかけて化石化したもの。エジプト産で、1000年近く経っている古い木から採れる樹脂です。

長い歴史を見てきた樹脂が、さらに化石化するまでの深さをもつ香り。その濃厚さで潜在意識を活性化し、意識のさらに奥深く、トラウマやカルマといったものに作用します。どうしても同じようなことで失敗してしまう、同じ悩みから抜け出せない、過去の体験が意識から消えない……そういった悩みが深い人は、アンバーでまず嫌な問題を浄化するところから始めましょう。根本を断ち切ることで、自分のマイナス面をプラスにすることが出来るはず。【土星】のような深く根を張る問題からの脱却を助けてくれるでしょう。深い眠りに誘い、再生を促します。
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【エンプレス】


バニラ、ローズ、ジャスミンを取り入れた、甘く華やかで、豊かな香り。
タロットカードの【女帝】にインスピレーションを受けて調香しました。
ローズが象徴する【金星】は愛や幸福感、実りを。ジャスミンは美や華やかさ、そしてコミュニケーション能力と前向きさを。バニラで甘くコーティングし、女性の多面性をイメージしています。

本来の魅力を引き出し、自信をサポートする香り。特に、仕事に追われて女性としての良い面を忘れてしまっている人にとっては、潜在と顕在、両方の意識における女性性を高めてくれる存在です。女性ホルモンを活性化させ、愛のオーラをパワーアップしましょう。
好きな人に好かれたい時にもおすすめですから、いざ告白!という時にも力をくれます。デートの前に取り入れることで、ミステリアスな魅力を引き出してくれそうです。また、母性の助けにも。
様々なシーンで女性の味方となる香りです。
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